看護、介護業界の方は、よくご存じだと思いますが…

人はただ座っているだけでも、身体のいろいろな筋肉に力が入っています。元気な人はそれを意識することはなく、楽に座っていられるのですが、体力、筋力が落ちている人にとっては、「ただ座っていること」でさえ大変なのです。

でも元気な私たちも、ソファーにダラーっと座っていると、お尻が前にずりずり滑ってくることがありますよね。

そんな、座位を保っていることが大変な方にも、楽に座っていただけるのがティルト車いすなのです。

①の写真はリクライニングさせた状態です。でもこのままだと「お尻、前にずりずり」になってしまう。

CIMG1575 終1     CIMG1576 終2

そこで②の写真のように、腰と膝の角度はそのままで、全体を少し仰向けにします。こうすると、ダラーっとしていても「お尻、前にずりずり」になりません。おまけに体重が身体全体に適度に分散され、とても楽なんです。

これをティルトと言います。

 

自動車での移動は、絶えず前後左右に体が揺れています(慎重・安全がモットーの東播介護タクシーですが、いくらかは揺れてしまいます)。安静を要する患者様が、少しでも余計な力をいれず、快適に移動していただくために大切な機能、それが「ティルト」なのです。リクライニングの角度は、ほぼ水平(真っ平)まで伸ばせますので、移動中の体位の変換も速やかです。

もちろん酸素ボンベ、点滴も装備できます。安心してご利用ください。

ティルトで「お尻、前にずりずり」よ、さらば!