エンディングノート『終活』という言葉をご存じですか?テレビ等で聞き及んだ方もいらっしゃると思います。『終活セミナー』が各地で開催されたり、『終活ノート』等も書店で売られていたりしますね。残された周囲の人々に迷惑をかけないようにするという面もありますが、それよりも、自分らしく最後まで生きるため、自身の最期をプロデュースするものです。

緩和医療学会で、ある医師より、DNAR(心肺蘇生処置不要=延命治療を希望しない)を表明しているガン終末期患者の自院における救急搬送の実態の報告がありました。それによると、DNAR(延命治療を希望しない)の有無にかかわらず、救急要請されると、その全例に心肺蘇生が施されていました。“心肺停止後の救急搬送依頼は延命治療の優先を意味する”そうです。

延命治療がその方の意思に反することだとしたら・・・?

『終活ノート』の内容は、保険に関すること、葬儀に関すること、etc・・・と、盛りだくさんで少し大変そうですが、まずは『事前指示書』という形でコンパクトに自身の終末期についての思いをまとめておくのもいいと思います。愛知県半田市では👉『私の事前指示書』をホームページで公開しています。2ページ(説明を入れると4ページ)だけなので、簡単にできそうです。